研鑽科学(ヤマギシズム)について(2008.8.1)
「ヤマギシズム」という語は、もう既に使う必要がなくなったが、「ヤマギシズム」という語が使われている間(消滅し終わるまで)は、その語源を明らかにしておきたいと思う。
―― 序 ――

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Category: <山岸会養鶏法> | 2003.12.30 Tue 21:00

 この一書を読んで下さったのみで、成功される方は、世にも稀な所謂、聖徳太子のような人か、何も知らない無批判的に実行する素人の方でしょう。
 私の書方、言い表し方のつたない事に因由するのでしょうが、今迄幾多の方々で、ある点迄は御出来になるが、常識や先入知識・経験が障害となって、全面的に盲従的に実施して下さる方は、御一人もありません。そして出来ていない点を指摘しますと、それ相当に言い譯をしなさる。結果は消極的損失を、日々積み重ねて居られるのです。
 深く根本理念を追究し、御自分の判断を織り込んで、実行される堅実型・賢人型(実はこの場合凡人)の方の成績は、理屈に無頓着で方法実践型の人の結果に劣るのです。ギャーシステイムは、学問・技術の集積であり、正確さに於いて答えに狂いがなく、3:1歯車の主軸を誰が廻しても、猿が廻しても、小ギャーは常に1に対して3回転するのです。本養鶏法は左様なものです。
 それから染め直しの人も困りもので、綺麗に仕上らないのです。抜け切れないものが有り、この点はよいが、之はどうも意にはまらない。自分の経営には不向きだとお考えになる事が既に邪道です。我を捨て白紙になって下さる事が、近道でしょう。くどい、もう解ったと云わずに、この序文だけは、終りまで、お読みになって下さい。

 そして又始め成功された方でも二・三年たつと、我が入ってきます。そして頭を打って、又戻って来る人が殆んどです。利巧そうな人程出戻り回数が多いです。「之は難しい、容易でない」とお気付きになる。この時が上昇点となります。理論を究めると甚だ奥が深く難しいが、併し方法は又実に易さしい養鶏法であることを御了承願い度いのです。
 私の性格は、実はそうではないのですが、事に当ると数理的に走り、自然界の歪みの良さを容れないために、殺風景で味がありません。私は私なりに労力 ・資本及び利子 ・生産機構 ・生活等実在値・無形値をも含めた、綜合計数点の一番高いものを狙ったものですが、数字を省き、精々通俗的に書いてみます。

      昭和二十八年十二月十五日
                          山岸 巳

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