< 小論 と 解説 >

        世界革命をうたう  (1996/3)


    人は元来 幸福なり     されど幸福 彼方かな
    我に執わば 遠ざかる    ねばならんとの 観念かな
    自縄自縛 捨て切れば    持たぬ安定 無当然
    執離れれば 隔て晴れ    われ万物と 一つ也

    無我を説く賢 多けれど   万人得るすべ 易からず
    苦行で無我得る 賢者らも  万人得ざれば 安まらず
    一人の不幸も あるなれば  誰か得られん 真の幸

    万人幸福 願いつつ     恒久平和 努めども
    方向知りて 道知らず    先を争い 相苦し
    願い努めど 遠ざかる    成すべき道ぞ 先決とす

    人類史上 希求する     真の幸福 道を得つ
    巳氏のイズムぞ 世に出づる 真理一法 必成就
    万人無上の 幸得らる    具現方式 発揮せん

    万象発揮 燦然と      陽光させば 執離れ
    執無きところ 幸一色    万人燦やき 我忘る
    真理の世界に われ生かす  自他一体で 繁栄せん

    万象繁栄 要社会      智恵を尽くして 現前す
    機構・人心 物満つる    三法以て 社会なす
    唯不可欠の 一法あり    人たる自覚 親愛情
    心の持ち方 覚り得て    真愛基調ぞ 真社会

    万象発揮の 根源は     真愛発露の 燦やき也
    物心生命 生き活きと    愛の理発露し 燦やけり
    無辺の真愛 燎原火     全人愛和 帰結せり
    親愛和合 満ち溢る     物心豊満 真実界