< 研鑽学校にて >
真の人間とその生活
1 どんな人間になりたいか
2 どんな生き方がしたいか
3 自己より発し、自己に返る
4 ホンモノとニセモノ
5 各自の人生観の確立

1 どんな人間になりたいか、みんなで出し合う。みんなの意見を聞くと又もっと出てくる、自分にとっての理想像、人間としてこうありたい等、研鑽会の面白さを同時に実感できるテーマ。

2 どんな生き方がしたいか、は、どんな人間になりたいか、と混同しないよう、目標とその過程のあり様とをはっきり分類して考える。混同しそうになったら分類してテーマに戻るように。
 どちらのテーマも過去の自分がどうであったかとか、現在の自分がどうであるかは全く関係ないので、自由に伸び伸びと描き合えるよう持って行きたい。

3 「自己より発し、自己に返る」とはどういうことですか、と何度も何度も問いかけてみる。そして、総てが自己より発し、自己に返る、と言えるのではないか、だとしたら、「総てが自己より発し、自己に返る」とはどういうことか、と考えてみる。「自己より発し、自己に返る」とはどういうことか、どれだけ考えられるかが、ここでは重要。過去を振り返るに、総て自己より発し自己に返ってきた、と言えるのではないか、将来を鑑みて、総て自己より発し自己に返ってくる、のではないかと、自分自身は自己より発して自己に返ってきたものの集積ではないかと、このテーマの大きさ真理性が研鑽によって醸し出されるように。

4 ホンモノとは、ニセモノとは、・・・前のテーマと離れないよう、ホンモノになるには、ニセモノになるには、と考え出し合う。難しく複雑に考える必要は何もない、イズムの明快・端的なるを直感することも大事。真の人間は偉大とか尊大というものでなく、人間としての理の当然であり、能力に関わらず誰でもそうなり得るもの。