< 研鑽学校にて >
研鑽態度の研鑽
1 研鑽について     零位からの徹底究明
2 研鑽態度について  聴く態度、言う態度、究明態度
3 研鑽会について   自己研鑽、対話研鑽、研鑽会及びその進め方
4 研鑽の種類      理念研鑽、方法研鑽、実行研鑽
5 研鑽生活について  全てにその連続

1 「研鑽」とは何ですか、どういうものですか、と日頃使いなれた「研鑽」という言葉そのものや、その中身を考えてみる。解説は要らない。「研鑽とは」の一本槍でみんなで考え出し合う。
 同様にして、「零位」とは何ですか、どういうことですか、と問いかける、何度も問いかけて考える、とにかく考えて考えて考え抜いて出し合うことが肝要。もっともっと自分に引き付けて具体的に考えるよう、「零位になった私とはどんな私か」「私の零位像」などの角度から出し合っても良い。

2 「研鑽態度」については、「聴く」を徹底究明する。「聴く」とはどういうことか、どうすることか。今までの「聴く」は「聴いていると思っている」にすぎないのではないか。聴きながら自分の思いを膨らませていく聴き方、自分の考えで裁きながら聴く聴き方、それは現象面にどう現われるか。研鑽会でポンポン発言が出るのも良し悪しで、相手が言い終わるや否や飛び出して来る人も結構いる。係も学生の発言聴きながらいろんなこと考え巡らしている場合。「聴く態度」にいろんな条件や理屈をつけないで、「聴く時は聴くということ」ではないか、何も指し挟まないで「聴く」の実践あるのみ。一番練習できて、一番体得出来ているかどうかが分かり易いテーマが「聴く」である。
 最初のパネル研鑽(理念研鑽)は研鑽学校の課程をこれから進めて行く上でとても大きな位置付けにある。テーマをこなすのではなく徹底究明する。零位からの徹底究明(研鑽)を頭でなく実践で知らず知らずに身につくように。通常多くの人が答え、結論、一致点を求めたがる傾向が強いが、求めるものを期待して一所懸命考えて、期待に反して何も掴めないまま次のテーマに進むのが良い。後半に於ての思考力や吸収力を大いに高めることになる。