BOOKS: 『SCIENZ(サイエンズ)』
研鑽科学(ヤマギシズム)について(2008.8.1)
「ヤマギシズム」という語は、もう既に使う必要がなくなったが、「ヤマギシズム」という語が使われている間(消滅し終わるまで)は、その語源を明らかにしておきたいと思う。
―― 三、賞金一万円または、十万円技術について ――

<< 四、第一回特別講習会開催と秘匿技術実施種鶏場参観について | main | 二、真理から外れて、真果は得られない >>

Category: <山岸養鶏の真髄> | 2003.10.31 Friday 23:48

三、賞金一万円または、十万円技術について

 十月九日(三十年)明石小学校並びに、兵庫県農業試験場に於ける、山岸会全国大会口演中及び全人幸福徹夜研鑽会席上で出題しました懸賞一万円または、十万円寄付(全人幸福活動資金)技術提供について、説明を繰り返します。

 出題理由

 当日「どうすれば私の言うことが判って頂けるのでしょう」と題して、日頃私の言行の判り難い点について、何に原因するかを反省し、且つ会員諸氏の関心を深め度いと思って、皆さんから私の欠点と、最も判り易くする方法の教示を願いました半面の、私の一具体案として出題したわけです。
 どうかして私の念いが正しく通じるよう、また出題事項が心底から理解して頂き度いとの、哀情から出たものです。
 山岸養鶏に成功し、永く続けて頂くには、どうしても出題項目について、深く正しく知ってから、実行しなければ、如何に努力されましても、絶対に成り立たないからです。
 途中で止める養鶏なれば、初めからやらない方がよろしいです。
 僻目で見ないで、ただ素直に、言われる順序と、心構えで行って頂くことで、この問題に出ていることをシッカリ呑みこんでから養鶏されるなれば、技術面等は養鶏成功条件の中では、枝葉末端の事で、経営もまた至極楽で、業績は高まり経済的に豊かに、精神的にも日々を安定した快適な気分で幸福な生活が永久に続くのです。

秘匿技術伝授者選定

 尚私が秘匿し続けて来た養鶏技術のうちの一つを、この際誰かに伝えて置き度いと思いまして、その適任者を選考する意味も含めたわけです。
 この技術は、農業養鶏にも役立つものではありますが、事業としても大規模に実施するなれば、おそらく巨大な富を集めることも可能です。
 多くの専業養鶏家から求められて来たものですが、心なき大企業家が行いますなれば、今や全国農山村に浸透しつつある農業養鶏を圧迫し、双葉の芽生えを摘み採られる事は火を見るよりも明らかですから、私欲・近欲の人達から憎まれながらも公開しないのです。
 大の人に迎合し持てる人をなお富ますよりも、零細家庭が富裕者の援助に頼らなく共、自力で自活し得るような方策を講ずることが、社会を安定さすもので、嫉視・闘争を無くするものです。
 当夜の研鑽会でも、一部の人から公開すべしとの意見が出まして、厳しい議論が交わされましたが、以上の理由を諒とされて、懸賞問題当選者から希望があれば伝授し、適当時期迄一般公開を差し控え、会の技術として温存することに決定しました。
 本会では豊かな人々の益々豊かになられることは望ましい事とはしていますが、乏しい人々にも、職と食と健康と、心の豊かな安定した、快適な人生を得て頂き貧しい人を一人もなくし、真の幸福生活を永久に続けられる社会の建設を目的に活動しているものですから、全人幸福のために今は公表の時でないと思うのです。
 進んだ技術は、人を幸福にする場合と、不幸にする場合もあり、その技術を用いる人の心の如何によって何れにも変り、心得違いの人々に用いられますならば、飛行機や爆薬が人を大量に殺すに役立ち、自分さえよければの行為となり、その実自他を不幸にするものです。技術が進めば進む程、そうした面も慎重に、良心的に考慮しなければなりません。
 山岸養鶏では、現在の養鶏経済事情では、今迄発表した技術のみで十分有利な採算が得られ、交通・立地条件のよくない地方でも、安定した経営が出来るように仕組んであり、養鶏界の推移を見て適切に高度技術を順次提供することにしています。

技術よりも心構えを先に

 今迄の技術が使いこなせないような人が、その上その上と技術を求めたところで、ますます荷が重くなるばかりで、足元が見えなくなり、失敗街道をまっしぐらに走ることになります。所謂、喜怒哀楽などに心が動揺し、感情で行動する人には尚更高度技術は言えません。
 同じ技術を受け乍ら楽々とやっている人と、失敗している人のあることを知り、その原因が経営法の誤りや技術や経営法を誤まらす心のあり方等にあることに気付くなれば、人より多く技術を取って早儲けしようとの、弱い、卑怯な自分を発見し、技術等人並得れば、結構やり通すぞとの勇気が出る筈です。
 その心構えから出発しなければ、何事も成就しません。技術を求める前に今一度自分を見直しましょう。これ等高度技術を公開しない事を狭量かのように批難する人がありますが、如何なる高度技術でも、一般に普及した場合、何の特長もないもの、人生の幸福にはたいした威力のあるものでありません。
 汽車が出来、飛行機が出来て、昔は一カ月かかった所へ一時間で行けるようになっても、未だ不足で、地球を一日で廻れても、もうこれで結構とは言わないでしょうが、テクッた昔と比べて、幸福生活がどれだけ進歩しましたか、不安が減ったかと云うことです。
 しかもこうした特別技術を発表したなれば善の人より、悪の人の方が強力に利用するのです。盗んででも、自分の物にしようとします。
 誰彼なしに与えることは、例えば肥料を施した場合、稲よりも、稗雑草が横取りして稲を圧倒するように世にはびこるのです。
 専業養鶏家全部を雑草等とは云いませんが、大樹は茂れば茂る程、日影を拡大し、われひとりの栄華を希いやすいものです。
 本会では倭小な草木は倭小なりに、大樹等に妨げられないで、その植物相応の性能一杯に生き繁栄出来るように、人間社会を改造したいと、つとめているのです。
 本会は養鶏のみの会でもなく、農業者のみの団体でもなく、正しい人が、正しく栄えていける正しい、暮しよい世にしようとする会です。したがって私も今日養鶏や農耕を業として居りません。
 専ら、親愛を基調とした全人幸福社会の実現に没頭しているつもりです。山岸と云う人間が、鶏を飼う者、農業を職としているもの、経済生活に携っているものと、誤った見方をして私の言動を解釈下さると、全部不可解なことになります。間違った行為に見えましょう。これが大体私の云う事が判り難い原因だと思われます。
 養鶏面に冷淡なように見えるのも、雲を掴むような話に聞こえるのも、貧乏しているように誤解されるのも、高度技術を出し惜しむように見えるのも、一言一行も、それが自己中心でなく全人の幸福にどうなるかを考えた上での発言です。そういうおつもりで御解釈して頂くと割合に判り易いかと思いますが、どうか私の至らない点や間違った考え方についてキタンなく御指摘下さいますようお願いします。

懸賞問題

1 山岸養鶏の終局目的は
2 山岸養鶏に真に成功するには
  心構えは
3 山岸会とは

出題解説

 1は、養鶏されている目的はいろいろあるかと思いますが、山岸養鶏をする本当の目的について詳しく述べて下さい。
 2は、山岸養鶏は一時儲けや気紛れ的のものでなく、永久の繁栄を保証するもので、必ず成功する道を説いていますからどういう順序ですれば成功するかを正しく回答して下さい。またどういう心構えでやらねばならないか、誰のために養鶏するかを自覚の上で答えて下さい。
 3は、山岸会とは、何を目的に、どんなことをする会か、山岸養鶏との関連はどうか、会員資格や構成はどうか等について、的確な説明を解り易くして下さい。
▲ page top